ふんわりカステラ

長崎土産の定番であるカステラは400年以上の歴史があり、洋菓子と思われがちですが、実は和菓子のひとつ。16世紀当時のスペインの王国「カスティリャ王国」のお菓子がルーツとされており、名前もその地域に由来しているといわれています。

患者さん向けアレンジレシピ
ふんわりカステラ
調理時間
30分以内(焼く時間を除く)
材料(10人分・10切れ分) 使⽤量
強力粉 70 g
卵(Mサイズ・常温に戻す) 3個(150 g)
砂糖 80 g
サラダ油 大さじ1と2/3(20 g)
みりん 大さじ1と1/2(27 g)
はちみつ 大さじ1(21 g)
シロップ
砂糖 大さじ2(18 g)
50 mL
洋酒(あれば) 小さじ1(5 g)

栄養価(1⼈分)

エネルギー 116 kcal たんぱく質 2.7 g 脂質 3.6 g
炭水化物 17.7 g 食物繊維 0.2 g 食塩相当量 0.1 g

アレンジポイント(UDF1・容易にかめる)

卵をたっぷりと使ったやさしい甘さのカステラ。仕上げにシロップをぬることで、パサパサせずにしっとりとした口当たりになります。

作り方

1
強力粉はふるいにかけます。シロップの材料を耐熱皿に入れて、ラップはせずに電子レンジ(600W)で30秒加熱し、冷ましておきます。
2
ボウルに卵を割り入れて溶きほぐしたら湯煎にかけ、砂糖を加えます。
※湯煎は熱湯をはったボウルに卵の入ったボウルを重ねます。
3
ハンドミキサーの高速モードで、2がリボン状になって落ちていく程度まで泡立てます。最後は低速にしてキメを均一にします。
4
サラダ油、みりん、はちみつを加えて低速で混ぜたら湯煎からおろします。
5
1の強力粉の1/3量を加えて、ゴムべらでさっくり混ぜたら、残りの強力粉も加えて同様に混ぜます。
6
型にオーブンシートを敷き、5の生地を流し入れて型を10cmほどの高さから2、3回落として、表面を平らにならします。
7
オーブンを180℃で予熱し、10分ほど焼いたら140℃に下げ、さらに40分ほど焼きます。型を10cmほどの高さから落とします。
8
粗熱がとれたら1のシロップを全体にぬります。10等分に切って出来上がりです。
※10等分に切ったあとに、さらに切れ目にシロップをぬると、よりしっとりとした仕上がりになります。
※型は15×15cmの角型(または直径18cmの丸型)を使用します。
ふんわりカステラ
調理時間
30分以内(焼く時間を除く)
材料(10人分・10切れ分) 使⽤量
サラダ油 50 g
卵(Mサイズ) 4個(200 g)
牛乳 40 mL
薄力粉 60 g
みりん 小さじ1(6 g)
砂糖 80 g
ホイップクリーム(市販品) 50 g

栄養価(1⼈分)

エネルギー 149 kcal たんぱく質 3.2 g 脂質 9.3 g
炭水化物 13.7 g 食物繊維 0.2 g 食塩相当量 0.1 g

アレンジポイント(UDF2・歯ぐきでつぶせる)

小麦粉を薄力粉にして量を減らし、卵をたっぷり使うことで口に入れた瞬間はふんわり、中ではとけるような食感になります。ホイップクリームをトッピングすることでエネルギーが摂れるだけでなく、飲み込みをサポートします。

作り方

1
フライパンに湯を沸かし、⼤きめの耐熱ボウルにサラダ油を⼊れて湯煎に2分ほどかけ、約70℃に温めます。
2
別の耐熱ボウルで牛乳も同様に湯煎し、40℃ほどに温めます。卵は卵黄と卵白に分けます。
3
薄力粉はふるいにかけます。薄力粉を1のボウルに加えて泡立て器でしっかりと混ぜます。
4
3に2の牛乳を少しずつ加えて混ぜ合わせます。牛乳が混ざったら2の卵黄、みりんを一気に加えてなめらかになるまで混ぜ合わせます。
5
大きめのボウルに2の卵白、砂糖を入れて、ハンドミキサーでツノが立たないくらいのゆるめのメレンゲにします。
6
4に5のメレンゲの1/3量を加えて、ゴムべらでさっくりと混ぜ合わせたら、残りのメレンゲも加えて同様に混ぜ合わせます。
7
オーブンシートを敷いた型に、6の生地を流し入れます。一度10cmほどの高さから型を落としたら耐熱性のバットにのせ、バットごと天板にのせます。バットに高さ2cmくらいまで水をそそぎます。
8
オーブンを180℃で予熱し、10分ほど焼いたら150℃に下げ、さらに50分焼き、粗熱をとります。
9
10等分に切り分け、器に盛り、ホイップクリームを添えます。
※型は15×15cmの角型(または直径18cmの丸型)を使用します。
※焼く時のバットは、取っ手が取れるフライパンや鍋でも代用できます。
ふんわりカステラ
調理時間
30分以内(焼く時間を除く)
材料(10人分・10切れ分) 使⽤量
サラダ油 50 g
卵(Mサイズ) 4個(200 g)
牛乳 40 mL
薄力粉 60 g
みりん 小さじ1(6 g)
砂糖 80 g
ホイップクリーム(市販品) 80 g

栄養価(1⼈分)

エネルギー 160 kcal たんぱく質 3.0 g 脂質 9.9 g
炭水化物 14.6 g 食物繊維 0.1 g 食塩相当量 0.1 g

アレンジポイント(UDF3・舌でつぶせる)

アレンジ1のカステラの焼き色がついた外側を切り落とすことで、よりふんわりと、口の中でとけるようななめらかな食感に。ホイップクリームをトッピングすることでエネルギーが摂れるだけでなく、飲み込みをサポートします。

作り方

1
フライパンに湯を沸かし、⼤きめの耐熱ボウルにサラダ油を⼊れて湯煎に2分ほどかけ、約70℃に温めます。
2
別の耐熱ボウルで牛乳も同様に湯煎し、40℃ほどに温めます。卵は卵黄と卵白に分けます。
3
薄力粉はふるいにかけます。薄力粉を1のボウルに加えて泡立て器でしっかりと混ぜます。
4
3に2の牛乳を少しずつ加えて混ぜ合わせます。牛乳が混ざったら2の卵黄、みりんを一気に加えてなめらかになるまで混ぜ合わせます。
5
大きめのボウルに2の卵白、砂糖を入れて、ハンドミキサーでツノが立たないくらいのゆるめのメレンゲにします。
6
4に5のメレンゲの1/3量を加えて、ゴムべらでさっくりと混ぜ合わせたら、残りのメレンゲも加えて同様に混ぜ合わせます。
7
オーブンシートを敷いた型に、6の生地を流し入れます。一度10cmほどの高さから型を落としたら耐熱性のバットにのせ、バットごと天板にのせます。バットに高さ2cmくらいまで水をそそぎます。
8
オーブンを180℃で予熱し、10分ほど焼いたら150℃に下げ、さらに50分焼き、粗熱をとります。
9
10等分に切り分け、まわりの茶色の部分(焼き面)を切り落とし、2cm角に切ります。器に盛り、ホイップクリームを添えます。
※型は15×15cmの角型(または直径18cmの丸型)を使用します。
※焼く時のバットは、取っ手が取れるフライパンや鍋でも代用できます。
※焼き面を切り落とすので、可食量を全体の9割として栄養価計算しています。

|監修|株式会社おいしい健康 管理栄養士

2023年8月作成