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エブリスディをお使いになる方へ

エブリスディによる治療を受けられる方および
治療をサポートされる方に向けたコンテンツです

エブリスディとは

エブリスディは、脊髄性筋萎縮症(せきずいせいきんいしゅくしょう、SMA)の治療をするために1日1回食後に飲むお薬(経口薬)※1です。
筋肉を動かすために必要なSMNタンパク質※2の量を増やすように作用します。

※1:お薬を口から服用することが困難な場合は、経鼻または胃ろうチューブから投与すること(経管投与)が可能です。
※2:運動神経細胞生存タンパク質

エブリスディの作用

未治療のSMA患者さんは、主にSMN1(エスエムエヌワン)遺伝子の変化が原因で、筋肉を動かすために必要なSMNタンパク質がわずかしかつくれず不足した状態です。
エブリスディは、SMN1遺伝子に似たSMN2(エスエムエヌツー)遺伝子に作用します。SMN2遺伝子がつくるSMNタンパク質の量を増やし、正しくはたらかないSMNタンパク質をつくりにくくする作用があります。SMNタンパク質の量が増えることで、運動神経細胞のはたらきが維持され、筋肉が動きやすくなる手助けをします。

<イメージ図>
説明の補足画像 説明の補足画像

出典1)より作成

1)Swoboda KJ. J Clin Invest. 2011; 121: 2978-81.

エブリスディによる治療を受けるには、遺伝子検査などの条件を満たす必要があります。

エブリスディの治療を受けることができる方

遺伝子検査により、以下の2つの条件をどちらも満たす患者さんは治療を受けることができます。

<イメージ図>
SMN1遺伝子の一部を持っていない、もしくは、持っていても変化しているイメージ図。SMN2遺伝子のコピー数が1以上であるイメージ図。 SMN1遺伝子の一部を持っていない、もしくは、持っていても変化しているイメージ図。SMN2遺伝子のコピー数が1以上であるイメージ図。

エブリスディの治療を受けることができない方

お薬に含まれる成分に対しアレルギー症状(過敏症)を起こしたことがある方は治療を受けることができません。ご心配な方は、医師にお知らせください。

以下の方は治療を開始する前に医師にお知らせください。
エブリスディによる治療が適切かどうかを医師が判断する必要があります。

  • 遺伝子検査でSMN2遺伝子のコピー数が1または5以上だとわかった方
  • 人工呼吸器を長期装着している方
  • 早産児および生後2カ月未満の乳児
  • ほかのSMA治療薬を使用している方
  • 肝臓の機能が著しく下がっている方
  • パートナーが妊娠する可能性のある男性
  • 妊娠中の女性、妊娠している可能性のある女性、授乳中の女性

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2023年3月改訂